レンタルサーバー導入奮闘記 3 < サイトのバックアップ >
前回(その2)からずいぶん時間が経ってしまいましたが、いろいろな問題に直面しています。ですが、生成AIであるChatGPTに具体的な対処方法を教わって解決してきました。
68歳の夢というWordPressブログを2023年に立ち上げて、2年間でこの投稿を含めて48の投稿を掲載してきています。サイトのバックアップは契約中のレンタルサーバーXserverスタンダードプランでは自動で行われていますが、内容を掌握でき、サーバー内に依存しない独自の方法を探っていきます。
PHPのバージョンアップ 8.3 以上を検討
今回、直面した問題の一つがPHPのバージョンです。
WordPress の構築に使用されるプログラミング言語はPHPであり、現在WordPressでの推奨バージョンは 8.3 以上です。最新バージョンには最新のセキュリティ機能が実装されています。レンタルサーバーでの古いバージョンの PHP (7.4.33) を実行しており、セキュリティアップデートを受け取れない状態です。サイトの高速化や安全性を得るためにも更新は必要です。
一方、PHPのバージョンアップにおいては、WordPress のテーマやプラグインが新しいバージョンで動作するかはわかりません。失敗すれば元に戻せないかも知れません。
バックアッププラグイン UpdraftPlus選定
そこで、無料のバックアッププラグインを利用して、サイトのバックアップを作成することにしました。無料のバックアッププラグインを選定するにあたって、ChatGPTに以下のような質問をしました。
最初の赤文字のテキストがChatGPTへの質問です。
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WordPressでPHPのバージョンを上げたいのですが、その前に安全のためのバックアップを取りたいのです。信頼のおける無料のプラグインを教えてください。
ChatGPT:
PHPバージョンアップ前にバックアップを取るのはすごく良い判断です。WordPressで使える信頼できる無料プラグインをいくつか紹介します。必要なら機能比較もしますので、それに応じて選んでみてください。
✅ おすすめ無料バックアッププラグイン
プラグイン名 | 特長 | 注意点 / 無料版の制限 |
---|---|---|
UpdraftPlus: WP Backup & Migration | 世界中で利用者多数(300万以上)。データベース+ファイル、テーマ、プラグインなど丸ごとバックアップ可能。スケジュール設定、Dropbox・Google Drive・FTPなどの外部ストレージ保存に対応。無料でも復元が容易。 WordPress.org 日本語+2Duplicator+2 | 無料版では増分バックアップや一部ストレージ・クラウドとの深い統合は制限あり。巨大サイトだとバックアップサイズや復元負荷に注意。 |
WPvivid Backup & Migration | 無料で容量制限なし。バックアップと復元が簡単。移行/ステージング機能もあり。 ワードプレステーマTCD+1 | 無料版は高度な自動化(例:頻繁なスケジュール設定・通知など)が限定的。大規模サイトだと処理時間がかかることあり。 |
BackWPup | 多様な保存先(FTP、Dropbox、Amazon S3等)に対応。ジョブ設定が細かくできる。日本語情報も多い。 ネタワン+2STARRY+2 | 無料版は復元が若干手動要素がある、インターフェースやドキュメントが英語主体な部分あり。バックアップ頻度の細かい制御・差分/増分バックアップは有料機能になることも。 |
Duplicator | サイト全体をパッケージ化できて、移行や複製にも使える。バックアップをzipでまとめてダウンロード可能。 SeedProd+2オールインワンSEO+2 | スケジュール・自動バックアップ・大容量ファイル対応などは無料版では限界あり。復元が手作業になるケースもある。 |
All-in-One WP Migration | インポート/エクスポートが簡単。初心者にも使いやすい。サイト移行目的にも適している。 STARRY+1 | 無料版だとアップロード可能なファイルサイズの制限などあり(大きいサイトでは注意が必要)。自動バックアップ機能は有料オプションであることが多い。 |
🔍 選ぶときに確認したほうがいいポイント
PHPバージョンを上げる前のバックアップで「ここだけは確認しておきたい」ポイントをいくつか挙げます:
- 完全なバックアップが取れるか
・データベース(MySQL 等)
・WordPress本体ファイル(wp-admin, wp-includes 等)
・テーマ、プラグイン、アップロードファイル(画像とか)
すべてを含めてバックアップできるプラグインを選ぶと安心。 - 復元のしやすさ
何か問題があったときに、バックアップから簡単に元に戻せるか。管理画面からの完全復元ができるか、または手動作業がどれだけ必要か。 - 外部保存先が使えるか
サーバー内だけでなく、Google Drive・Dropbox・FTP・S3など、別の場所に保存できる方が安全性高い。 - スケジュール(自動化)設定
手動バックアップだけだと忘れることがあるので、自動バックアップの設定ができるプラグインが良い。 - バックアップのテスト
「取るだけ」で安心せず、バックアップがちゃんと使える状態かどうか、復元テストを一度やってみる。
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私は、五つのおすすめ無料バックアッププラグインの中から先頭の「UpdraftPlus: WP Backup & Migration」を選びました。
そこで、選んだプラグインがサブスクで契約しているレンタルサーバー(xserver社のスタンダードプラン)でWordPressのテーマ(Cocoon)が問題ないか、続けてChatGPTに以下の質問をしました。
最初の赤文字のテキストがChatGPTへの質問です。
・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
UpdraftPlus: WP Backup & Migrationを選定しました。これはレンタルサーバー(xserver社のスタンダードプラン、WordPressのテーマCocoon)でも確認内容の5項目は大丈夫なのか教えて。
ChatGPT:
いい選択です 👍
UpdraftPlus はユーザー数も多く、エックスサーバー+Cocoon環境でも安定して使えます。ご質問の 5項目(確認内容) について、Xserverスタンダードプランを前提に解説します。
✅ UpdraftPlus × Xserver + Cocoon の適合性チェック
- 完全なバックアップが取れるか
→ OK
UpdraftPlusは「データベース」「WordPressコアファイル」「テーマ(Cocoon含む)」「プラグイン」「アップロードフォルダ」を個別にバックアップ可能。
Xserver環境でも問題なく稼働します。Cocoon特有の制約もありません。 - 復元のしやすさ
→ OK
管理画面(WordPressダッシュボード)の「UpdraftPlus → 既存のバックアップ」からワンクリックで復元できます。
もし管理画面に入れない状態になっても、XserverのファイルマネージャーやFTPから手動復元も可能。 - 外部保存先が使えるか
→ OK(おすすめ)
Xserverのサーバー内だけでなく、無料版でも Google Drive / Dropbox / OneDrive / FTP / メール添付 に保存できます。
特にGoogle Drive連携が安定していておすすめ。 - スケジュール(自動化)設定
→ OK
無料版でも「毎日/毎週/毎月」などのスケジュールが設定可能です。
(例)毎週日曜の午前3時に自動バックアップ、保存先はGoogle Drive。
→ この設定にしておくと、手動忘れのリスクを防げます。 - バックアップのテスト
→ OK
Xserverでは動作に問題なく、テスト復元も可能です。
ただし、テスト環境(ステージング環境)への復元は無料版だと機能がありません。
本番環境でいきなり復元すると怖い場合は、Xserverの「WordPress簡単移行」機能で別フォルダにコピー → そこで復元テスト すると安心です。
⚠️ 注意点(Xserver+UpdraftPlus利用時)
- バックアップサイズ:Xserverはディスク容量300GB以上あるので問題ないですが、大きなサイトだとバックアップ処理に時間がかかることがあります。
- PHPバージョンアップ直前は手動バックアップ必須:自動化だけに頼らず、バージョンアップ前に手動で「今すぐバックアップ」を実行しておきましょう。
- 保存先は必ず外部に:サーバー内だけだと、もしサーバートラブルが起きたときに一緒に失う危険があります。
👉 まとめると:
Xserver+Cocoonでも 5項目すべてクリア、実運用に耐えられるプラグインです。外部ストレージ保存(Google Drive)と、PHPバージョンアップ直前の手動バックアップだけは必ず行ってください。
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ChatGPTの回答は、とてもわかりやすく整理されています。プラグインの詳しい取説などで確認しなくても“まずは実行してみる”レベルでは十分な解説です。
一応、Xserverの契約管理ページで、AIチャットにて、以下のやり取りをして確認を取りました。
AIチャットへの質問:
WordPressでPHPのバージョンが8.3以上を推奨となっているのですが、現在設定されている PHP (7.4.33) を勝手に変更しても大丈夫なのでしょうか?
AIチャットの返答:
現在設定されているPHPバージョンを変更することは可能ですが、変更後のバージョンがご利用のWordPressプラグインやテーマに対応しているか確認することが重要です。特に、PHP 8.3以上を推奨している場合でも、プラグインやテーマがそのバージョンに対応していないと、サイトが正常に表示されなくなる可能性があります。
まずは、サーバーパネルの「PHP Ver.切り替え」から、変更後のバージョンを設定し、サイトの動作を確認してください。
もし、変更後に問題が発生した場合は、再度PHPのバージョンを元に戻すことができます。
ご不明な点があれば、いつでもお知らせください。
これで、68歳の夢ブログのサイトバックアップの作業に取り掛かる準備ができたので、早速、プラグインUpdraftPlusをインストールして設定から始めました。
UpdraftPlusでの外部保存先は、PCに設定することができないことがわかりました。
「サーバー内」または「クラウドサービス(Google Drive, Dropbox, OneDrive, FTP など)」に限定されています。つまり、PCの記憶領域はWordPressから直接アクセスできないため、設定欄に「ローカルPC」を選択するオプションは存在しません。
そこで、「サーバー内」に設定し、バックアップ完了後に自分のPCに保存することにしました。UpdraftPlusでの外部保存先設定でFTPサーバーを指定します。つまり、UpdraftPlus のバックアップを Xserver内の任意の場所(通常は別フォルダ) に転送しておき、そこから PC にダウンロードする方法が使えます。
FTPサーバー アカウント追加
Xserver スタンダードプランには FTP/SFTP機能 があり、UpdraftPlus も外部保存先として FTPサーバー を指定できます。そのためには、Xserver側の準備が必要です。FTPアカウントを追加して、以下の設定をしておきます。
・FTPユーザーID:AAAAAAAA
・パスワード:BBBBBBBB
・接続先ディレクトリ:CCCCCCCC
FileZilla FTPクライアントソフトウェアのインストール
UpdraftPlus でのバックアップを Xserver内の任意の場所(通常は別フォルダ) に転送しておき、そこから PC にダウンロードする方法を選択しました。このことを前提に、Xserver内の接続先ディレクトリのルートからのディレクトリ構造及び格納ファイルが確認できるツールとして、無料のFileZillaをダウンロードし、PCにインストールしました。
FileZillaのサイトマネージャー設定で、以下の設定をして接続します。
・プロトコル:FTP-ファイル転送プロトコル
・ホスト:xxxxxxx.xserver.jp
・暗号化:明示的なFTP over TLS が必要
・ログオンタイプ:通常
・ユーザー:AAAAAAAA(FTPサーバーで設定)
・パスワード:BBBBBBBB(FTPサーバーで設定)
実際に接続してみると、FTPサーバーで設定した接続先ディレクトリ:CCCCCCCC から下位のディレクトリおよびファイルが確認できました。
ただし、上記の暗号化の設定がデフォルトの「使用可能なら明示的なFTP over TLS を使用」では接続できませんでした。
次に、UpdraftPlus のバックアップを Xserver内のbackupというフォルダをFileZillaで作成しましたが、ルートにはすでにそのフォルダがありましたので、削除してルートのフォルダbackupに新たにsitebackupのフォルダを作成し、バックアップすることにしました。
SFTP SSH File Transfer Protocol 接続試験
ついでに、FileZillaでSFTPでの接続を試してみました。UpdraftPlus も外部保存先として SFTPを指定できるので、Xserver側のSFTP(SSH)に以下の設定をしておきました。
SSHアカウント
・サーバー(ホスト名): AAAAAAAA
・ユーザー名: BBBBBBBB
・認証方式: 公開鍵認証
・接続ポート: xxxxx
公開鍵を自動で登録してから、秘密鍵をダウンロードしてPCのフォルダに格納しました。FileZillaのサイトマネージャー設定で、以下の設定をして接続し、FTPと同様に確認ができました。
・プロトコル:SFTP – SSH File Transfer Protocol
・ホスト:AAAAAAAA
・ログオンタイプ:鍵ファイル
・ユーザー:BBBBBBBB
・鍵ファイル:C:\Users\xxxxxxxx
UpdraftPlus 設定・テスト 保存先 FTP、SFTP
UpdraftPlusでの保存先の設定でFTPを選択し、以下の設定をして、接続テストを行いました。
・FTP サーバー : AAAAAAAA
・FTP ログイン : BBBBBBBB
・FTP パスワード : •••••••••••••••
・リモートパス : /backup/sitebackup
・パッシブモード : ✅
接続テストの結果として以下のメッセージが表示され、接続できませんでした。
「FTPの設定テストの結果:失敗:この認証情報では正常にログインできませんでした。」
SFTPについても保存先の設定でSFTPを選択し、接続テストを行おうとしましたが、UpdraftPlusプレミアム版のみのサポートでした。FileZillaでは接続できたのに残念です。
UpdraftPlus バックアップの実行
接続テストでは、「この認証情報では正常にログインできませんでした。」という結果でした。詳しい情報を探るため、ChatGPTのおすすめで、「今すぐバックアップ」ボタンを押して実行し、ログ情報を見ることにしました。以下、ログ情報におけるChatGPTのコメントです。
ログ情報:
FTPサーバーにログインできず、アップロード失敗 が原因です。
バックアップ本体(134MB)は作成済みですが、保存先(FTPサーバー)に転送できなかったため「バックアップ未完了」となっています。
切り分け結果:
WordPress → UpdraftPlus → バックアップ生成までは成功
FTP接続だけ失敗
暗号化方式:
FileZillaで「明示的なFTP over TLS」を使って成功しているので、UpdraftPlusでも暗号化はオンにしてOK。ただし UpdraftPlus がTLS接続に弱いことがあるので、テストのために一度「暗号化を強制しない」も試す価値があります。
FileZillaで接続できているので、認証情報そのものは正しい。
違うのは「UpdraftPlusが要求する形式」
→ 特に ユーザー名の書き方 と 暗号化設定 が分岐点です。
ログ解析結果:
バックアップ自体(ローカル保存)は成功
ファイル(134.7MB)とデータベース(db.gz)が作成されています。
エックスサーバー上には保存されているはずです。
エラーの原因はアップロード先(FTP)での認証失敗
0009.195 (0) FTP: Failure: we did not successfully log in with those credentials.
→ FTPサーバーにログインできず、リモート転送に失敗しています。
結果:
サーバーにはバックアップファイルがあるが、外部(FTPリモート)に送れなかった。
UpdraftPlusは「アップロードエラーがあるので再開を予定」として、再試行を待っている状態です。
Google Drive へのバックアップ
UpdraftPlusの外部保存先がFTP設定では認証失敗となり、外部には送れなかったのですが、バックアップ自体(ローカル保存)は成功しました。認証失敗の原因追及に深入りせずに、クラウドへのバックアップを恒久策として行きます。
そこで、ChatGPTに下記の質問をしました。
・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
WordPressブログのバックアップを取るため、UpdraftPlusで保存先をGoogle DriveかOne Driveにしようと考えています。1回のバックアップは4個のzipファイルと1個のgzファイルで141MBほどでした。どちらのクラウドが安価で適しているか、比較を教えて
ChatGPT:
WordPress のバックアップ(1回あたり ZIP ×4 + GZ で合計約 141 MB)をクラウドに置く用途として、Google Drive(=Google One 経由)と OneDrive を比較検討する際のポイントを整理します。最終的には「月額コスト」「拡張性」「使いやすさ・制限」が鍵になるので、それらの観点から比較します。
前提整理:バックアップ容量のおおよその見積もり
まず、あなたのバックアップ量からクラウド容量の必要性を見積もっておきます。
- 1回のバックアップで約 141 MB
- 仮に毎日バックアップを取り、過去 30 日分を残すとすると、141 MB × 30 = 約 4.2 GB
- さらに過去 1年分、差分保存などを考えるなら 10〜20 GB は見ておいた方が余裕がある
- また WordPress のファイル・画像等増えていく可能性を考えると、長期的には 50〜100 GB あたりの余裕があると安心
つまり、「少なくとも 10〜20 GB」「できれば 50 GB 以上」は使えるプランを選びたい、という目安になります。
各クラウドの料金・プラン比較(日本国内向け情報を中心に)
以下、2025年時点での日本国内での価格・プラン情報を元に比較します。ただし、プラン変更や地域差があるので、契約ページで最新情報を確認してください。
項目 | Google Drive / Google One | OneDrive / Microsoft 365 Basic など |
---|---|---|
無料容量 | 15 GB(Google アカウント) Google ヘルプ+2Google One+2 | 5 GB(無料の Microsoft アカウント) Microsoft+1 |
有料プランの開始(小容量) | Google One の「ベーシック(100 GB)」が月額 290 円(税込)/年額 2,900 円(税込) Android スマホの使い方 初心者編+3WIRED.jp+3Google One+3 | Microsoft 365 Basic(100 GB)プランが年額 2,440 円(税込) Microsoft |
拡張プラン例 | 2 TB プラン:月額 1,450 円(税込) WIRED.jp+2Android スマホの使い方 初心者編+2 | Microsoft 365 Personal(1 TB)は年額 21,300 円(税込) Microsoft+1 |
コストパフォーマンス(GB 単価) | 100 GB プランで 290 円 → 1 GB あたり約 2.9 円/月 | 100 GB プランで年額 2,440 円 → 月額換算約 203 円 → 1 GB あたり約 2.0 円(100 GB プランの場合) |
その他の付加価値 | Google サービスとの親和性(Gmail, Google フォトなどと統合) | Microsoft エコシステムとの親和性、Outlook、Office Web 版との連携など |
補足情報・注意点
- Google One の 100 GB プランは、2025年10月11日以降に価格が改定され、月額 290 円に値上げされる見込みという情報があります。 note(ノート)
- Microsoft は「Microsoft 365 Basic」という比較的低価格なプランで 100 GB の OneDrive 容量を提供するようになっており、これは年額 2,440 円という価格設定です。 Microsoft
- ちなみに、Microsoft 365 の Personal や Family プランは 1 TB を含むものが多く、それらを使えば 100 GB の枠を大きく超えて使えます。 Microsoft+1
実際のバックアップ用途での有利・不利ポイント
価格以外の観点で、WordPress バックアップ用途として使う際に考慮すべき点を挙げます。
観点 | Google Drive が有利な点 | OneDrive / Microsoft が有利な点 |
---|---|---|
信頼性・安定性 | Google インフラの信頼性高い | Microsoft も大手で信頼性あり |
ファイル数・API 制限 | 大量ファイルの同期で制限が出る可能性 | 同様に API 呼び出し制限やレート制限に注意 |
自動バックアップとの相性 | UpdraftPlus などで Google Drive 連携が一般的 | OneDrive 連携も可能だが設定で手間になることがある |
同時同期・ローカル管理 | Google ドライブのデスクトップ同期アプリが使いやすい | OneDrive も Windows と親和性が高い |
容量超過時の挙動 | 容量超過すると新規アップロード不可、編集・同期不可になる | 同様に容量オーバーすると制限あり |
将来の拡張性 | 2 TB など大容量プランが選べる | Microsoft の上位プラン(Office バンドル含む)で 1 TB 以上が得られる |
コスト比較シミュレーション(あなたの用途で)
あなたの場合、月あたりバックアップ容量はたぶん数 GB 程度でしょうから、100 GB のプランで十分余裕があります。
- Google One の 100 GB プラン:月 290 円(税込)
- Microsoft 365 Basic の 100 GB プラン:年額 2,440 円 → 月換算で約 203 円(税込相当) Microsoft
この比較で見ると、Microsoft の 100 GB プランの方が月額ベースでは安価です(ただし、Microsoft 側プランが変更になる可能性あり)。
ただし注意点として、Microsoft 365 Basic は「100 GB のストレージ+広告なし Outlook」などの特典を含むプランであり、OneDrive 単体のストレージプランではない点も考慮が必要です。 Microsoft
また、Google の 100 GB プランは 15 GB の無料枠を超えた部分を使うプランです。もし Gmail や Google フォトでもストレージを使っているなら、バックアップ以外の用途も含めて容量を考える必要があります。 ハウスケアラボ+1
結論とおすすめ
- 短期〜中期(数年程度)運用であれば、Microsoft の 100 GB プラン がコスト面でやや有利です。ただし、契約・プラン内容をきちんと確認することをおすすめします。
- ただし、Google のストレージ体系や使い勝手(Gmail・Google フォトとの統合、Google のアプリ群との相性)を重視するなら、多少割高でも Google One を選ぶのも十分合理的です。
- また、将来的にバックアップ容量が増える、あるいは他用途でもクラウド利用を増やす可能性があるなら、1 TB や 2 TB プランの差額も検討対象になります。
・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
Google Driveは15GBまでは無料ということなので、そちらを外部接続先として、以下のスケジューリングを設定しました。
ファイルのバックアップスケジュール : Weekly
予約からのバックアップを保存しておく数 : 2
データベースバックアップのスケジュール : Weekly
予約からのバックアップを保存しておく数 : 2
Google Driveで15MB以上になったら、有料のOne Driveで100GBプランへの移行を考えています。
PHPを8.3以上にバージョンアップ 動作確認
最後にサーバーパネルでPHPを選択して、PHPのバージョンを8.3.21(推奨)へ切り替えました。
PHPのバージョンアップ後、WordPress のダッシュボードでの警告メッセージは消え、WordPress のテーマやプラグインが新しいバージョンで問題なく動作していることを確認しました。
今回、PHPのバージョンアップから始まった一連のオペレーションでは、ChatGPTにお世話になりながら、いろいろな経験をさせていただきました。何とか目的は達成できたものと思います。
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