会社をつくるためにはその目的をはっきりさせておきたいと思います。
目的を語る前に、“夢見るおじさん”は、20年後の90歳(22彩)にはどんな世界が待ち受けているのかといつも考えています。
20年後の世界は誰とも分け隔てなくコミュニケーションがとれてとっても便利で優雅な世界になっていると私は思います。生活レベルを今と比較したら、きっとみんなが大富豪のような優雅な生活ができるようになっているはずだと思います。
ただ、それは個人の幸福感の違いで、いろいろ考えさせられる面がありますが。
便利を追求するあまりに人類がロボットを奴隷化するかもしれませんし、その逆になるかも知れません。そうならないためにロボットにもアイデンティティを持たせ共存共栄できる世界を私は夢見ます。
お茶の水博士が鉄腕アトムを作ったと思っていましたが、Googleの“AI による概要”では
アトムの生みの親は科学省長官の天馬博士で、息子・トビオが交通事故で亡くなった悲しみを癒すために、トビオそっくりの少年型ロボットであるアトムを作りました。手塚マンガではアトムが初めて人間の身代わりとして造られたロボットです。とのことです。
ロボットに後世を託す意味で人間それぞれのアイデンティティを埋め込んで道徳心を持った感情を移入したら、ロボットも鉄腕アトムのように人間の子として個人と見なされるかも知れませんね。
ちょっとSFの世界のようになりましたが、これが私の考える未来です。この方向に進んだとしたら、感情を有するロボットは100年ぐらいは少なくともかかるでしょう。
でも、ここ20年ぐらいの間にはステップとしてその方向に進んでいくだろうと確信しています。
“会社をつくる”というビジネスで考えたとき、その1でお話ししました。
会社の具体的な目的ですが、 “アバターにアイデンティティを埋め込むプラットホーム”をつくりたいと考えています。
具体的と言っても、きっと読者にはわかりづらいと思いますが、ご容赦ください。
目的を達成させるためには人間の脳の働き、構造を模倣していくことが近道であると考えますが、現状(2024年時点)では脳細胞が半導体となります。
その半導体でも記憶媒体となるメモリーやHDD(ハードディスク)とかSSD(ソリッドステートドライブ)が現状でのハードウェアと考えます。
一方、人間の身体をコントロールするのは大脳皮質と呼ばれる部分で神経回路を制御していると考えると、現状では半導体のCPU(中央演算処理装置)上で動作しているソフトウェアと考えます。
これらソフトウェア(頭脳)とハードウェア(肉体)を兼ね備えたアバターが成長して行く過程をビジネスで捉えていけば“会社をつくる”目的がわかりやすいと思います。
話が少し飛びますが、私の職歴の中にSMART解析の業務があります。
SMARTとはSelf-Monitoring, Analysis and Reporting Technology (セルフモニタリング・アナリシス・アンド・リポーティング・テクノロジー、略称: S.M.A.R.T.; スマート)ですが、これはHDD/SSDの障害の早期発見・故障の予測を目的としてディスクドライブに搭載されている機能です。
ウィキペディアで紹介させていただきますが、世界でもっとも多くのHDDを利用している企業の一つであるGoogleは2001年以降同社で利用してきた10万台以上のHDDの故障率を統計解析した結果を発表したと記載されています。
各検査項目(属性)には、「現在の値」(value)、「最悪値」(worst)、「閾値」(threshold)、そして「生の値」(data / raw value) の4つの項目が設定されています。
私は長年、このSMART解析の業務に関わってきましたが、SMARTで定義されているデータの構造体が人間のDNAの構造体に合わせ込むことはできないものかと考えていました。
“AI による概要”では
DNA(デオキシリボ核酸)の構造は、2本のヌクレオチド鎖が右巻きにねじれた二重らせん構造をしています。ヌクレオチドは、アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)という4種類の塩基とデオキシリボースという糖から構成されており、これらの塩基が1列に連なり、AとT、GとCが対を形成するように2本がらせん状に束になっています。
4種類の塩基が情報伝達の要素になっていることがわかります。この要素の組み合わせがどのように人間のアイデンティティに関わるのかの研究がなされ解明させるのに100年ぐらいは少なくともかかるでしょう。
DNAの持っている情報量はSMARTの情報量とは比較にならないですが、今後の20年ぐらいのステップで方向性だけでも一致できるようにしたいと考えています。
アイデンティティはDNAや性格とは関連付けられないかも知れませんが、要素としては考えられます。生きてきたことによって生成された情報がアイデンティティだと私は考えます。
性格については性格を表す言葉一覧299種類。長所・短所ごとに男女共通で。というサイトがあり、言葉としては300種類ほどに留まるようであれば、SMARTのID No.(属性No.)程度にとりあえずは分類するという方法も考えられます。
“アバターにアイデンティティを埋め込むプラットホーム”の具体化には会社を設立するというプロセスの中で検討して行きたいと思います。
次回その3で会社を設立するまでの流れについてお話します。
その後、出資して運営に参加いただける専門家やクリエーターを探して行こうと考えていましたが、発起人が複数となれば発起人会を開き、「どういう会社にするか」などの基本的な事項について話し合いをしながら決めていく必要があります。
そこで、発起設立で発起人が1名(私)の場合でも事業をスタートさせることができるので、まずは「発起人決定書」、「定款」を作成していきます。
このブログでは私の名前、経歴などプロフィールとして公開して来なかったのですが、出資をお願いするようになればそうは行かなくなりますよね。
そろそろプロフィール公開をして行きますのでよろしくお願いいたします。
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